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プサン(釜山)

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朝ごはんはやっぱりスープ!~ソウルカットギ(南浦洞)

20160204-1454550638.jpg プサンでホテルなどに泊まるなら南浦洞をチョイスすることが多いのんのんですが、それならば、朝ごはんはやっぱり「汁物」ってなりますよ。しじみスープにするか、お肉のスープにしようかなーと考えて、だいたいソルロンタンとコムタンの有名店「ソウルカットギ」(서울깍두기)に行くことが多いかな。場所もいいし、早朝から開いているからね。しかも一人でも、誰かと一緒でも入りやすいしね。

 それにしても、いつもソルロンタン(설렁탕)とコムタン(곰탕)、どちらにしようかな、と悩んじゃいますね・・・どちらも1万Wとお値段は一緒なんだけれど。

 ソルロンタンとコムタン、どちらも「牛」ベースのスープなんですけれど、ソルロンタンは「牛骨」スープ、コムタンは牛骨が入っていないスープのことを言うそうです。見た目では、ソルロンタンは白濁、コムタンは透明なスープで、ソルロンタンの方があっさりしているかな。

 どちらも牛肉やあちこちの部位を大きな鍋でぐつぐつ煮込んむスープですが、ソルロンタンは途中で肉などは取り出して、最終的に骨だけをずっと煮続けることで骨髄までが溶け出して白濁した滋養たっぷりのスープになります。お店ではほとんど味付けもせずに出てくるので、そのまま食べてもそう、おいしくはないんです。そこで、テーブルにある塩などで自分好みの味付けをします。特にカットギ(大根キムチ、깍두기;読み表記にいつも悩みます「カクトゥギ」「カクトギ」・・・)が合うようです(だから、店名に「カットギ」がつくのかな)。

 一方、コムタンは骨以外の牛肉やあちこちの部位を大鍋でぐつぐつ。ちょっと濃厚で、少し、ですが脂っこさも感じるスープになります。お店で出てくるときはちょっと味付けされていて、そのまま飲んでもまぁ、おいしい。もちろん、自分好みの味付け・カスタマイズは必須ですけれど。

 で。この日も結局、コムタンをチョイス。少しこってり、が九州人には合うようで(笑)。ごはんは「タロクッパ」にすると別々に出てきますが、基本的にはスープの中に入って出てくるので、汁が多い雑炊のように混ぜながらいただきます。こちらのお店は、カットギ(大根キムチ)はもちろん、ペチュキムチ(白菜キムチ)がおいしくてぺろり、です。

 でも、考えてみると1万Wって、どんどんプサンも物価高になってるなぁ。前は3500Wぐらいで朝ごはんっていただけたのにね。

プサンといえば、テジクッパ

20140409-1396972604.jpg 「はな」です。韓国、特にプサンといえば、「テジクッパ」が思い浮かびます。いわゆる「ご当地グルメ」ともいえ、豚の骨などいろんな部位をじーっくりと煮込んだスープにごはんが入っています。テジクッパ・・・翻訳すると「豚のスープかけごはん」のような感じでしょうか。

 プサンでは至るところにテジクッパが食べられるお店がありますが、ビギナーさんにオススメなのは西面のその名も「テジクッパ通り」です。西面市場裏の通りにテジクッパのお店が並んでいます。お店の前には大鍋でスープをぐつぐつと煮込む姿もあって、そこを歩くだけでおなかが「ぐー」っとなりそうになっちゃいます(笑)。

 テジクッパはだいたい6000ウォンぐらいで(スープとごはん、別々にしてもらいたいときには「タロクッパ」を注文してください)、味はテーブルの上の塩・こしょうや一緒に出てくる「アミ(エビの塩辛)」やキムチで自分好みにしてください。

四角いとーふ。

 こちらは韓国のお豆腐(두부 トゥブ)。日本と比べ、ちょっと固くてしっかりしています。小麦粉などをつけて焼いて食べたり、お鍋に入れたり、もちろん薬味などを乗せて日本と同じように冷奴のようなメニューもありますね。ちなみに、おからは「コンビジ」と言ってチゲに入れたりするそうです。

 こうした豆腐のうち、日本で良く知られているのが「純豆腐순두부(スンドゥブ)」。スンドゥブチゲは韓国の食堂の定番メニューですよ。この純豆腐は水分が多くてやわらかく、日本でいう「おぼろ豆腐」みたいなもので、チゲでぐつぐつと煮るとふわふわとした触感で何ともおいしい一品です。

 そして、もうひとつ。韓国の豆腐、で思い出すのが、刑務所などから出てきた人が食べる「豆腐」。韓国ドラマでも見たことがある光景だと思うのですが、これは真っ白な豆腐の色にちなんで「これからは、真っ白できれいな心で生きなさい」という意味も込められているそうです。安くて栄養があるから、という理由も聞いたことがありますが・・・いずれにせよ、日本から見ると不思議な風習ですね。

酔い覚ましにはシジミスープ@ソムジンガン

 韓国の楽しみは焼肉にエステにお買い物、といろいろありえど、実は「朝ごはん」も忘れてはならないお楽しみ!なんですよ。
しかも、深酒しても朝ごはんはしっかり!という韓国人。写真のようなシジミスープ(肝臓によさそうでしょ)など、酔い覚ましのスープを「ヘジャンクク」と呼んで、飲んだ次の日には好んでいただきます。

 南浦洞のソムジンガンはそんなシジミスープがいただけるお店です。シジミスープ定食(7000W)を注文するとスープとごはんのほかにも、「朝からそんなに食べられませんーーーーー」というほどのおかずが並びます。スープの塩味となんというかなー、この旨み。おなかに染み渡り、元気が出てくるんですよね。

 そして、隠れて人気なのはこのサバの煮つけ!!のんのんの周りにも「実はスープより、こっちが目当て」なんていう人が多いのですが、見た目は真っ赤だけれど、そんなに辛くなくて、身の厚さがぎゅぎゅっとうんまいんです。これで、ごはん、もう一杯お代わりできますもん。あれ!?もう、二日酔いーなんていってたことを忘れている・・・ってぐらいの食欲です。

韓国はやっぱり辛いもの! ケミチプ(南浦洞)

 今週は、のんのん的「プサンといえば、ここでしょ!」名店をご紹介しています(ちなみに、まずは南浦洞エリアを中心に)。

 ということで、やっぱり韓国に来たからにはこの赤い刺激と遭遇しなくては!なんですよ。「ケミチプ」というお店のナッチポックンです。赤いでしょ、赤いでしょ(むふふ)。このナッチ、というのは韓国語で「テナガダコ」を指します。このタコをほかの海鮮や野菜、唐辛子などと一緒にコチュジャン(辛い味噌)でぐつぐつ煮込んだのがナッチポックン。ケミチプはその有名店なんですね。でも、このお店はナッチポックンではなく、「ナクセポックン」というメニュー名で出ています。「セ」は、エビのこと。つまり、エビとタコが一緒にぐつぐつぐつぐつ、おいしくなっているんですねー。うーむ。書いているだけで食べたくなっちゃうぞ。

 いつも、お鍋を食べているときにも、辛いので白いごはんを先に出していただいて、一緒に食べてるんですけれど、、鍋のシメにもごはんと韓国海苔を投入して、炒飯(韓国語では「ポックン・パッ」)を作るといいですよー。だって、こんなに美味しい出汁が出てるんですけら、根こそぎぺろり、といただいちゃってくださーい。

ケミチプのナクセポックンは1人前8000Wです。ごはんなどは追加料金です。

11月9日 朝食 スンドゥブ 【釜山「食堂・屋台メニュー」全24食】 

キムチのチとチゲのチ Ⅱ
【釜山「食堂・屋台メニュー」全24食】
11月9日 朝食 スンドゥブ

(文・写真 大野金繁)

地下鉄車内

東横イン釜山駅1では日本と同様に朝食サービスが付くそうだが、その隣、私が泊まるアリランホテルにそのようなサービスはない。以前はレストランがあり、館内で食事もできた。いまその1階レストランはファミリーマートに衣替えしており、それはそれで何かと便利ではある。私は風呂上がりに爪切りを買ったぞ。たぶん東横インの宿泊客も利用してるんじゃないかな。

さて、釜山2日目の午前7時、私は朝飯を求めてホテルを出た。釜山駅構内1階にはレストランやカフェ、ファーストフード店がけっこうな数並んでいる。しかしまだ開いていない。2階にも飲食店はあるが、なにしろ巨大な空間であり、空振りした場合の時間のロスを考えると、そうそうはうろつけず、結局、東横インとアリランホテルの間の通りへ。そこにも食堂が並んでいる。

だいたい韓国の通りは食堂で出来ていると言ってよく、通りが食堂で出来ている以上、街は食堂で出来ていると言ってよく、つまるところ、朝鮮半島は食堂で出来ていると言っても過言ではない。それほど食堂が多いのだが、早朝から営業する店はやはり限られる。その中でうまい朝飯を探し出せる人こそが「韓国の達人」だ。もちろん、私は達人ではない。

入った店もふつうであった。ほかにひとり客がいるだけで、店のおやじは半起きの状態。やる気が出るまであと2時間はかかりそうだ。空気がぬるく澱む中、唯一食欲を刺激されたのは、婆さんが白菜を漬けてたこと。キムチが自家製っていうのは、いいよな。

キムチチゲ、テンジャンチゲ、ユッケジャンなどのメニューからスンドゥブを選択。

スンドゥブは漢字だと「純豆腐」と書かれることが多く、純な豆腐って、もじもじするばかりでちゃんとコクれない男子高校生みたいな豆腐かな?と思うわけだが、水分を抜く前の、日本で言えば「汲み出し豆腐」がそれに当たる。とわかっても「純」の意味合いがしっくりこないわけだが。

それはともかく、スンドゥブは豆腐の名称であるとともに、料理名でもある。その料理は形態からすると「チゲ」に分類できる。キムチチゲがキムチを使ったチゲであるように、スンドゥブもスンドゥブ(純豆腐)を使ったチゲで、本来なら「スンドゥブチゲ」を名乗るはずのところ、なぜかチゲを省いた。なぜ省いたか、その理由がわかれば私もたいしたもんだが、残念、わからん。

ただ、豆腐を使ったトゥブチゲ (豆腐チゲ)という料理があり、トゥブチゲとの区別を狙ったのかも、と考えたりする。おそらくトゥブチゲには純豆腐ではなく、ふつうの豆腐が使われるはずだ。そのふつうの豆腐に対してスンドゥブは、「悪いけど、オレ、純だからさ、チゲ抜きでいくわ」と、その特質をきわだたせた、みたいな。

そんな例はけっこうある。ジョンと言えばレノンだし、長嶋と言えば茂雄、小泉と言えば純一郎というように(例が古くてすまん)、名もしくは姓だけでそのフルネームを想起させる人々が存在し、それだけではなく、そういう人々は名もしくは姓だけで、その個性や属性をも喚起させる。ジョンの場合は〈オノ・ヨーコの旦那〉や〈ビートルズ〉、 長嶋は〈監督〉や〈巨人〉、小泉は〈変人〉や〈総理〉というように。スンドゥブも同じなのではないか。「スンドゥブと言えば、そりゃあもう、性格は純で、属性はチゲだぜ」と。

あるいは、こうも言える。ふつうの豆腐はさまざまな料理に使われるため、トゥブチゲは「豆腐を使ったチゲ、トゥブチゲです」とあらためて自己紹介する必要がある。一方スンドゥブは、きわめて限られた料理、それもほぼチゲのみに使われるため、「オレ、スンドゥブ」で「純豆腐のチゲ」と了解してもらえる立場にある、と。

その恵まれた生い立ちをもつスンドゥブは、トゥッペギ(土鍋)に入ってテーブルに到着。ご飯、目玉焼き、マカロニサラダ、キムチ2種類、ナムル2種類が付いている。パンチャン(おかず)の充実ぶりは、さすが韓国の食堂。見直したぞ、おやじ。しかも、豆腐はちゃんと純豆腐だ。値段が安いので、ひょっとするとふつうの豆腐を使いつつスンドゥブを騙る可能性もないことはない、と注視していたのだ。

そういう店がある可能性は否定できない。というより、日本語メニューを用意する店では、ハングルは「スンドゥブ」でも日本語は「豆腐チゲ」と表記する例が目立ち、これでは「スンドゥブ」と「トゥブチゲ」の境があいまいになるばかり。同じことはニューカマーが経営する日本の韓国料理店にも言えて、そういう「中途半端な表記・説明でよし」とする姿勢に、私はいつも苛つく。

「スンドゥブだって豆腐なんだから、豆腐チゲでいいじゃないか」という理屈もわかるが、だったら何のために「スンドゥブ」の呼称があるかってことだ。頼むから、もうちょい表記や説明に精魂傾けてくれ、自分らの食文化じゃないか、と思うのだ。

こういうふうに書くと怒ってるように思われるかもしれないが、実のところ面白くてたまらない。ほんのささいなことであっても、文化的なズレを自覚できたとき、心底「韓国って楽しいな」って思う。今朝も、スンドゥブひとつでこんなに楽しめた。今日もきっといい日だろう。

スンドゥブ/5000ウォン
店名/プヨンフィガン
地域/釜山駅近く

11月8日 昼食 ソルロンタン 【釜山「食堂・屋台メニュー」全24食】 

キムチのチとチゲのチ Ⅱ
【釜山「食堂・屋台メニュー」全24食】
11月8日 昼食 ソルロンタン

(文・写真 大野金繁)

ソルロンタン

この日、海は鈍色にうねり、水平線は鈍色を集めた黒い帯のように彼方にあった。窓に雨の雫が走りはじめたのは海峡の真ん中あたりだろう、しだいに天気は荒れ模様って感じで、ときおり起こる大きな縦揺れで船底に波の衝突音が響くと、小さな悲鳴が呼応。その後、妙に船内が静まり返る。いいなあ、緊張感のある船旅も。3時間たって五六島が姿を現すと心底ホッとするもんな。で、小降りになった雨の中を、JR九州高速船が運行するジェットフォイル「ビートル」号は、まるで釜山の発展ぶりを見せつけるかのように、湾岸に向かって速度を落とすのであった。

両替をすませて釜山国際旅客船ターミナルを出ると、庇の先に釜山駅行きの直行バスが停まっていた。料金箱に900ウォンと書かれているが、なぜか1000ウォンを投入するよう指示され乗車。数人の客を乗せたバスは中央大路に出ることなく右折し路地へ。裏道を行くらしい。バスが。

運転手はおばちゃんで、おばちゃんは店の軒先で客と立ち話をするように客のおばちゃんと親しげな会話を交しつつ、路肩に出現する雑多な障害物を巧みに避ける。これは無理だろ、という無法な駐車車両が進行を阻む場面でさえ、いささかの躊躇も見せずすり抜け、なんなく釜山駅にバスを着けた。すげぇ。

駅前広場南端に東横インと並んで建つ一級ホテル「アリランホテル」にチェックイン。すぐにカメラバッグを肩にかけ、広場を通って地下鉄駅に降り、新平(シンピョン)行き電車に乗り込む。とたんに、半島の匂いに包まれる。トウガラシの粉塵が充満しているかのような、のどに辛い匂いで、濃すぎてかえって気づかないのか、たぶんニンニク臭を含む。明日には同じ成分が私に取り憑き、1週間のうちに体内に棲み着くであろう。博多港に帰り着いてタクシーに乗り込む、本当はしかめたい顔に素知らぬ表情を保ったまま運転手が行き先を訊ねる、そのときの微妙な空気感を、この匂いははやくも予測させる。

2駅先の南浦(ナムポ)から地下商街を札嘎其(チャガルチ)方面へ歩き、繁華街南浦洞の路地に出る。午前10時博多港発のビートルだったため、まだ昼食をとっておらず、ちょうど通りかかった「ソウルカクトゥギ」に入った。あいかわらずこの店は目立つ。いい立地なのだ。

店の看板メニューはソルロンタンやコムタンといった牛スープ料理。私、かつてソルロンタンとコムタンの違いを取材で訊ねたことがある。その際の通訳とのやりとりは、こんな感じだった。

「同じように見えるけど、どこが違うの?」

「ソルロンタンは牛の骨と内臓でスープをとります。一方、コムタンは牛の骨と内臓でスープをとるのです」

店主の言葉をそう訳しつつ、日本語を勉強中のアルバイト学生は困ったような笑みを浮かべていた。その顔を見ながら、そもそもがあいまいなんじゃないか、と思ったものだ。

〈名前が違う以上、調理の違いや素材の違いはあるし、食べ分けもできるけど、そこはかなり微妙で、新参者が実感できるようなものじゃない〉

と私なりに意訳し、結果、ソルロンタンとコムタンの違いを聞かなかったことにした。そういう思い出のある店だ。

ということで、どっちでもいいのだが、ソルロンタンを注文。いまや福岡の韓国料理店でもお馴染みのメニューであり、珍しくもなんともないが、こういう骨や内臓を炊きだすスープ料理は、やはり専門店の独擅場。白いスープに肉がたっぷり入り、底にご飯が沈み、素麺が浮いている。だからといって、これをソルロンタンの特徴として報告することは間違いで、ご飯が別に出る店もあるし、素麺が入らない店もある。「ウチはこうである」と「ソルロンタンはこうである」をたやすく混同するのが旅行者で、実は取材者も同じ。真実を把握するには言葉の壁があるし、韓国の場合は「あなたがそう判断し、そう信じるなら、私たちはそれでいい」という親切心も加わる。私もそうだが、多くの外国人は、半島の表層をぷかぷか浮かんで旅しているにすぎない。

ソルロンタンについて言えることは、牛スープであり、そのスープに味は付いておらず、塩と胡椒を用い客自ら味付けすること、カクトゥギ(大根キムチ)が付くのが定番、くらいだろうか。

店の特徴としては、店名に冠するくらいだからカクトゥギに自信があるに違いなく、それが他店よりやや大きめに切られている、ってとこかな。

このテの店としては店内が格段にきれいで、広い。壁面がガラス張りのため通りから中の様子がよくわかり、安心感がある。それもあって市内各所に散見する同名のソルロンタン専門店の、ここが「本店」かと思うのだが、実情は違うらしく、それらは支店でもチェーン店でもフランチャイズでもなく、それぞれが勝手に「ソウルカクトゥギ」を名乗っているということだ。こういうアバウトさも韓国社会の持ち味だ。

ソルロンタン/8000ウォン
店名/ソウルカクトゥギ
地域/南浦洞

朝ごはんはしじみスープで

南浦洞の釜山観光ホテル近くにある朝ごはんの定番のお店「ソムジンガン」。しじみスープ(7000W)がほんとーにうんまい、のだ。
韓国では深酒をした次の日もしっかり朝ごはんを食べるのですが、やっぱりちょっと食欲が・・・ってときに効果抜群なのがスープ。韓国語で「ヘジャンクク」(酔い覚ましのスープ)とも言われていますよね。
中でも、しじみは肝臓にはとってもいいんですってね。とってもたくさんのオルニチンという成分が含まれていて、これはアルコールの分解を助けてくれるそうです。だから二日酔いには効果がありますよー。

それからこのお店は、もう一つ、このサバの煮つけがおいしいーの。たまらん。見た目は真っ赤だけれどそんなに辛くありません。一緒に煮込んだ大根が本当にやわらかくておいしい。書いてるだけでも食べたくなってきたよ・・・。
ほかにもシジミのビビンパや刺身(といってもナマではないらしい)があるそうですが、のんのんはまだスープしか挑戦したことがありません。というか、ついついこのスープを頼んでしまうのでした。
近くに泊まったときにはぜひぜひ、行ってみてね☆

深夜のシメならココ! ピョルランハルメコンナムルクッパ

 真夜中におなかがすいたとき・・・ちょこっと歩くんだけど、ココだよ、ココ!!コンナムル・クッパ、おいしー、めちゃ、おいしいぃぃぃぃー。

コンナムルというのは大豆もやしのナムル、なんだけど、これを載せてるだけのクッパなんだけどね・・・そう、とっても単純なメニューだと思うんだけどね・・・なんだろうなー、いやみのない、透き通った味がしました。ハルモニが長年、守ってきましたよ、おいしく食べなさいねーって感じるような味。

 コンナムルクッパ4000Wで、これだけずらり、とお皿が並ぶんだけど、夜中でもさらさらさらーっていただけるような感じなんだよね。

 そしてのんのんのツボにはまったのがたまご。たまご、好きなんですよね。これをちょっと混ぜてもまた、濃厚な味を楽しめるというもの。何度も通いたくなるお店だよ。

絶好のロケーションでコムタン 海雲台・イレオク

 牛の肉や内臓をぐつぐつと長時間に込んだスープが「コムタン」。白濁したスープは滋養たっぷり。韓国では人気のスープのひとつです。

そのおいしいスープを、絶景を眺めながらいただけるのがこちらのイレオクというお店。海雲台の中心部から、朝鮮ウェスティンホテルの方向へ向かい、さらに海沿いを歩いていくとおしゃれなカフェやレストランが並んでいます。

 このあたりはオススメですよ、とパラダイス免税店で働くOLさんに教えてもらったのですが、ほかにもイタリアンレストランなどが人気だとか。

 さてその「イレオク」。年中無休・24時間営業だということで、清々しい昼間の景色から夜景までを楽しめるのですね。お店ではテラスにもテーブルが並んでいて、目の前に広安大橋を眺めることができます。

コムタンやソルロンタンは、出されたときは味がついていないことがありますよ。そのときにはテーブルにある塩や胡椒で自分流で味付けしてOKです。さらに、一緒に出てくるごはんをスープの中に入れたりするのもOKです、というよりぜひぜひ試してみてください。

韓国の人は、さらに一緒にキムチやカクトゥギ(大根キムチ)を入れたり、その汁まで入れていただいていますよ。これもぜひぜひ、試してみてください!おいしいですよー。

イレオクのコムタンは10000W。ちょっと高めですが、ロケーションはばっちり!です^^

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