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うまく使いこなせてないよーチヂミ粉

  • 2016-06-15 09:00 by のんのん
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20160426-1461636851.jpg ごま油やおろしにんにくなど、韓国のマート(スーパーマーケット)でいつも買っておうちでよく使っているものがある一方で、買ったものの、うまく使えずにいつまでも冷蔵庫や戸棚の隅っこに置いてしまっているものの一つが「チヂミ粉」なんだよね。チヂミなんて、粉と水とニラなどを混ぜてさっくり焼けばいいじゃない、ってよく言われるんだけれど、なんか、上手にできなくて、おうちで作るのがついおっくうになっているんですよね。

 チヂミ(찌짐)というのは実はプサンなど韓国東南部の方言。もともとは、(粉/衣をつけて)平たく伸ばして焼いたもの、という意味でジョン(전)とか、プッチムゲ(부침개)と言います。それがすっかり、「チヂミ」という言葉が日本ではメニュー名として定着していますね。

 韓国で食べる時も、カリカリのチヂミもあれば、ちょっと分厚くてもちっとしたチヂミもあって(これは、冷えるとちょっと食べるのつらくなるんだけど・・・)、中に入れる具の種類も豊富。だいたい、ニラやネギ、あるいは玉ねぎやニンジンの千切りは入っているかな。あと、イカや貝類が入ると「海鮮チヂミ」、キムチ入りは「キムチチヂミ」と名前が付けられていますよね。チヂミの粉を水で溶いて(ちょっとゆるく作るのがいいらしい)、具を入れて、油を多めに引いたフライパンで焼きますよ。出来上がったチヂミは酢醤油にごま油などを加えたタレでいただきます。

 「ぐるぐるプサン」の取材で行った「東菜(トンネ)パジョン」というお店の生地はもっちり厚くて、作るのを見学させてもらったら、焼いている途中でふたをして蒸し焼きみたいにしていたなぁ。そもそも、このパジョン、というのもチヂミの一つなんですが、これはネギ(パ・파)のジョン、なんですよね。
 プサンの富平市場にある鐘路ピンデトック。ここもチヂミと同じようなものを売っているんだけれど、これは「ピンデトック(빈대떡)」というんだよね。「緑豆」で作ったジョン、という意味。北朝鮮で始まったとされるメニューで、韓国でもソウルなど北の方に行くとピンデトック屋さんをよく見かけます。

 韓国の友だちは、雨が降るとチヂミが食べたくなるねーというんだけれど、これは雨の音がチヂミをチリチリと焼く音に似ているから、とか、雨が降ったらおうちの中ですることがないから「チヂミでも焼きましょうか」となるから、とかそういう意味らしいんだけれど・・・ちょうど季節は梅雨。チヂミ、上手に焼けるようになるといいんだけれどなぁ。

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