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韓国

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冬のたより2011

ソウル

韓国の街も華やかなイルミネーションが輝いています。寒さ厳しいソウルの冬ですが、のんのん的には冬の韓国はとってもオススメです!なんといっても食べ物がおいしい!それにぬくぬくオンドル。寒いからこそ、温かさが心にしみます。つらいことが多かった1年。韓国へのたびがみなさんの心を癒すものでありますよう。『ぐるぐるプサン+済州島』もそのお手伝いができれば幸いです。text by のんのん

秋のたより2011

少しずつ、空が蒼く高くなってきましたね。秋から冬へと季節が移り変わっています。この季節のプサン、そして韓国というと・・・のんのんは「伝統茶」を飲みたくなります。味の好みはもちろんですが、夏の疲れや冷え、胃腸の調子など身体の声を聞きながら秋の夜長を楽しみながら、ゆったりといただくお茶は格別ですよ。『ぐるぐるプサン+済州島』をぜひ、チェックです! text by のんのん

しみったれた飲み方ではないですよ...

飲み会でも韓国では誰でも参加OKだから特に事前に約束していなくても大丈夫。集まってがーっと飲んで食べて…という感じなんですって。
飲む量も半端無く…でもそのときの支払いが気になるところ。
お聞きするとみんな適当に出して、足りなければ、ある人が出す。無い人は次回あるときに出せばいいから。
もし1次会で他の人がたくさん出したとしたら、じゃ2次会は私が出すわ…的なノリなんだそう。割り勘という感覚があまりないのですね。

日本では飲み会の幹事が支払いで困らないように事前に料金を徴収する会費制とか、足りなければそれを頭数で割って徴収とか(文にするとセコい匂いがプンプンするな…)しますよと言うと、先生が、だから日本には食べ放題、飲み放題があるのよって。韓国にはないそうです。やったら店がつぶれるから(って、これはまた別の話って気がしますが)。
時間制限があっても、飲み放題ならたくさん飲む人がいても安心…って思いますよね。幹事に迷惑かけることもないし…と言うと、先生が日本の飲み会だと幹事さんが大変だから、幹事無料とかあるんでしょと言われ、ある!ある!…。

支払いのこと、お金のことを考えながら、飲んだり、食べたりしたくないでしょ?と言われ、いつも考えて飲んでる訳ではないけれど、
他の人と飲んでればやっぱり支払いのことは会費制じゃない限り、
頭の片隅をよぎるな...と日本人の私は思うのでした。

日本人ちっちゃ!?...いやいや相手への配慮です...

K-pop講座は、今回も脱線。またまた韓国と日本の質問合戦になってしまいました。
今回はつきあい方(男女間ということではなく、飲み会や親戚間などの)からお金に関することなどなど。
先生が自分の家に友人等を招いたとき、思うこと。
食事の用意をしていて、お手伝いしてくれる人達が例えばチヂミを切るとき、「何枚に切ったらいいですか?」と聞かれるので最初はなぜ?と不思議だったようです。何人で食べるかによって一人何切れになるかを考えて切ろうとする日本人。
チヂミって丸ですね。韓国では食べやすい大きさに縦、横と格子に切っていくのに、そういう時、日本人は一つのサイズが同じになりやすいピザ式で切ることが多いと。端っこの不揃いの部分が当たる人がいないようにという配慮ですが、当然のようにやっていて気づかないことなんだけど、改めて指摘されるとなんか日本人ちっちゃって...。
お寿司でも、先生は自分の好きなネタは食べるけれど、嫌いなネタには手をつけずにいると、日本人から「このネタまだ食べてないでしょ?私たちは食べたから…」と言われることが多々。食事中の自分の会話よりもお寿司の数をかぞえているのかなと思ってしまったけれど、今は日本の人は自分の分、他人の分と明確に分けているからだろうとの結論に。
韓国の人はそういうことはまったく気にせず、楽しく飲んで食べれたらいいと。
これって食事マナーのところでそれぞれ取り分けて食べる日本人と鍋から直接みんなで食べる韓国人と比較しましたが、それと通じますね。

ちょっとしたことでも、思うこと感じることって違います。先生とお話ししてみて目から鱗ということがたくさん。
今回はホームパーティーでの一コマでしたが、次回は飲み会比較を。

おもてなしいろいろ...

K-pop講座番外編、今回は住に関する日韓比較…さらにおもてなしの比較へ。
先生から、日本の人はどうして知り合いを家に招かないの?と質問されました。親しくなってもなかなか家に呼んでもらえないから拒絶された感じがしてさびしいと。韓国ならすぐに「ご飯食べにおいで!」「泊まっていけ」という話になるのにと言われました。
それはですね、先生!日本人は人をお招きするとなるとそれなりに準備するのですよ。部屋の掃除、ある程度のおもてなし料理、お泊まりいただく布団の準備、そうそうお風呂もお入りいただくわね…タオル、歯ブラシ、朝食は…などなど考えてたらめんどくさっ…じゃなかった、前もっての準備があるからなかなか簡単に泊ってと言わない…ちらかった部屋に招くのは失礼かななどと思うので、かなり親しくならないとそこまでお誘いしないのですね。私はそれが日本人の奥ゆかしさにつながると勝手に思ってるのですが、韓国の人からみればそれは冷たい関係にうつるのですから文化の違いって難しいけれどおもしろい!
日韓の家の違いに話がおよんで、韓国の最近の家って天井が高くて広いですねと言うと、先生が「そんなことはないですよ。広く見えるのは物が少ないからです。反対に日本は物が多すぎ!家具もあれこれ置いてるし、廊下部分を広く取りすぎ」と言われました。韓国では玄関を入るとすぐリビングでそこから各部屋に続いていて、廊下などより各部屋を広く取るのが信条。合理的です…日本はゆとりのある住を求めているので空間は大事で…って、これも食に通じますね。
先生のご自宅のリビングはソファーとテレビだけで、ゴロゴロしながらテレビが見れると。日本だとソファーにテーブル、対面にも椅子、飾り棚などなど。ご主人は日本の方ですが、先生の親戚が来ることになったとき全員が座れるように人数分の座布団を買おうと言ったのを先生が阻止したと。日本人の私にはご主人の行動がものすごく理解できますね~。現に家の押入れにはいざというときのためのおざぶが…。そうなんです、日本人の家にはこの「いざというときのための○○」というのが多いですよね?
まず人を自分の家によんでフレンドリーにおもてなしをする韓国と、準備をしてから人をおもてなししたい日本。どちらも相手に対するおもてなしの気持ちに差はないのに、やり方がちょっとちがう…お隣の国なのに、この違い...興味がつきません。

ドラマの中の食事風景から知る母の愛!?

前回にひきつづき、韓国の食に関する話題を…。
私が観たドラマの中でとても印象的な食事のシーンがあります。
まず前回も登場した韓国版「花より男子~Boys Over Flowers~」

韓国一の大財閥のおぼっちゃまク・ジュンピョ(原作では道明寺司)が庶民代表の彼女クム・ジャンディ(牧野つくし)の家を突然訪問。急なことで夕食は彼女の家のいつもの食卓を囲むことになります。じゃこの佃煮に、太刀魚にキムチ。彼にとってはめずらしい(質素な)食事でした。
そのまま泊まることになったク・ジュンピョ。朝、目が覚めるとそこにはチャンディのお母さんがおぼっちゃまの口に合うようにと作った、クム家にとっては贅沢な朝食が並んでいました。弟がこんなに贅沢な朝ご飯が食べられるなら毎日でも泊まってくれと懇願するほど。私がとても印象的だったのはこの後。チャンディオンマ(ママ)がイシモチ(だったと思います)の身を手でほぐして、こんもりつがれたク・ジュンピョのごはんの上にのせて「さぁ、食べて」と進めます。さらにカルビチム(カルビの煮物)も同じように手でお肉をほぐしてごはんの上にこぼれないように押し付けながらのせたのです。「これもおしいから…」と。
この後、ク・ジュンピョは彼女との恋愛を反対され会うことも許されない状況に追い込まれるのですが、その時に思い出すのはこのときの食事風景でした。魚は手でほぐしてもらって食べるのが一番おいしいし、幸せだと。う〜っ(涙)そうなの?ク・ジュンピョ?でも私はユン・ジフ(花沢類)派…
ではなくて、この食事風景がとても印象的だったんです。最初にみた韓国ドラマだったので特にインパクト大だったのですが...。

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ゆとり?合理性?日韓食マナー比較

今回もK-pop講座、番外編…今回は食マナーについての日韓比較。

私が最初に観た韓国ドラマ「花より男子」(これで私は恋に落ちる訳ですが…その話はそのうち、ゆっくりと語らせてください…)財閥のイケメン男子と庶民代表、元気だけがとりえの女子との恋のお話。内容うんぬんよりも私がこの韓国ドラマでびっくりしたのは、インスタントラーメンを鍋から直接食べるシーン。3人で食べるのに器は2つで一つはお鍋のフタを受け皿代わりにしてすすってました。取り皿3つ出そうよ!とテレビに突っ込みながら、これはドラマだからね…と思っていたのですが。

アイドルたちに仮装結婚させて日常の彼らを知る「私たち結婚しました」というリアルバラエティ番組があるのですが、私の好きなカップルのシーンを観ていたら、夫の作ったラーメンを二人で食べるとき、床に直接置いた鍋を二人で囲み、鍋のフタをまず妻が受け皿にしてずるずる。ひとすすりしたらそのフタを夫へ。夫はごく当たり前に、受け取ったフタを受け皿にしてずるずる。妻は夫の受け皿(鍋ぶた)へキムチを入れてあげるサービスまで、なんて仲睦まじい…じゃなくて、お椀は?取り皿用意しようよ!と、そして、これってドラマだけじゃなく実際やるんだ…と思ったものです。
ラーメンだけじゃなく、キムチポックンパッ(キムチチャーハン)などもフライパンで作ったらそのまま食卓へドン!ここまでは日本でもあります。そしてそのあとは人数分用意されたお皿に各自取り分けて…の流れ。でも韓国では各自スプーンを持ってフライパンから直接ぱくぱく。
このような食事風景の不思議を先生にお聞きした訳です。各自取り皿に取り分けて食べないのはなぜですかと…。すると先生は「誰が片づけるの?」と一言。えーっ、そこなの?合理性?先生曰く、韓国人のビュッフェでの料理の取り方はすごいらしいです。一皿でなんでものせてしまおうとするから、すごいことになるって。日本人はちょっとずつ味がまざらないように何枚もお皿つかって取るでしょと。そう言われれば、日本ってエコじゃないかも…。いやいやこれがわびさびに通じるゆとりというもので…。
やっぱり韓国って見かけは関係なく、ぐちょぐちょまぜまぜして、よりおいしい味にする文化ですもんね。ピピンパッしかり、パッピンス(かき氷)しかり。
いや〜、なんだか韓国料理が食べたくなってきた…ということで次回は韓国ドラマの中のおすすめ料理を紹介させてくださいね。その後K-pop講座、番外編、住まいについてです。住の日韓比較も食につながっててなかなか興味深い…。

日韓恥じらいの比較?

今回のK-pop講座はロックについてだったのですが、なんだか日韓の文化比較みたいになりまして・・・とにかく1時間30分間お互いの国に対しての不思議を語り合ってしまいました。韓国に興味を持ち始めて、毎日のように韓国チャンネルを視聴していますと、なぜ?どうして?と思うことがたくさん。ネットで調べたりtwitterを利用してある程度は理解できても、やはりそこは韓国の人に直接ききたい!というもの。まずはお風呂に関して・・・。
アカすりのとき、素っ裸で台に上向きに寝かされごしごしされますが、恥ずかしさで思わず足に力が入ってしまい、アジュンマ(おばさん)に閉じた足ををぱっと広げられてごしごし・・・それにはちょっと抵抗あったと言うと、先生にはそれが理解しがたいようで、女同士なのになぜ恥ずかしいの?と言われました。ずらーっとたくさんの人がアカすり台に並べられて、衝立でもあればいいのにと言うと、なぜ?狭くなるでしょ?と。先生が日本の温泉施設でアカすりをしたときに、目と股間に布をかけられてびっくり。日本らしいと思ったそうですが、アジュンマも先生が韓国人とわかってからは「邪魔よね?」と、布はかけなくなったそうです。
反対に先生が抵抗あったのは、日本のお風呂は男性と女性のフロアーが一緒で、お風呂がつながっていたり、隣あってて上部が開いているのが信じられないと。韓国では男女のフロアーは階が違うとか、完全に壁で仕切られているから、男女で空間を共有するのに抵抗があるみたいですね。覗かれそうとかではなく女子だけの空間を(声を聞かれたり)男子に侵される感じがすると。
混浴なら抵抗があっても、日本では昔からこういう作りだと思うので、まったく気にも留めてなかったのに、このような指摘を受け、なんだか新鮮でした。
女性同士だとまったく開けっぴろげなのに、空間は気にするんだなと。でも反対に先生からしてみれば、日本の女性は同じ女性同士でも裸が恥ずかしくて、お風呂というプライベートな場所を男性と共有するのは平気なの?と。こうなってくると何が恥じらいなのか、わからなくなってきます。とても興味深い・・・。
興味深いと言えば、韓国のアカすりでは、女性には黒いブラにパンツ姿のアジュンマが、男性の方には男性がごしごしやるのが普通です。が、先生が行った日本のアカすりでは、男性もアジュンマがやるそうです。黒のTシャツで・・・。日本の男性は、男性からアカすりをされるのを嫌がってアジュンマを希望すると・・・。この話にはびっくり!日本人男性の恥じらいの定義が一番なぞ・・・。

夏のたより2011

未曾有の大地震からまだ半年。いまだに韓国であたたかい励ましの声を受けます。この夏、韓国でも水害があり、あらためて自然の恐ろしさを感じるこのごろです。疲れたこころをゆっくり癒す、もう一度、前を向いて歩き出す元気力チャージの旅に『ぐるぐるプサン+済州島』がお役に立てればなによりです。まだまだ暑い日が続く日々、どうぞ、ご自愛ください。 text by のんのん

体を鍛えなければと密かに誓う!

「韓流ウィング」という言葉をご存知ですか?お目当ての韓流スターに手を振る中高年女性の二の腕のぷるぷるゆれるお肉がウィング、翼みたいだから…という、とても失礼な言葉なんですけれど…。少しでも振り向いてもらいたいと懸命に手を振るのは自然な行為です。そして腕についたお肉が年々取れにくくなるのも自然の...。
そもそもアメリカで「bingo wing」といわれていた言葉からきたもので、bingoを楽しむ中高年の女性が「bingo!」とアピールして手を振るときのたぷたぷゆれる腕をそう呼んだんですね。日本では氷川きよしさんのファンのおばさまたち限定で「氷川ウィング」というのがあるらしいです。
私は知らなかったんですね…夫にそういう言葉があるって知ってる?と言われて、初めて知った訳です。
ちょっと自分の腕をあげて振ってみましたよ。だって、11月にはお目当ての彼が福岡にやってくるのだから…そうなったら、やっぱり振るでしょ!?11月だから長袖で隠せるかな?いやいや、この3カ月、鍛えて少しでも小さなウィングにする!と誓った暑い夏の夜…。

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