Home > Archives > 2011-08

2011-08

ドラマの中の食事風景から知る母の愛!?

前回にひきつづき、韓国の食に関する話題を…。
私が観たドラマの中でとても印象的な食事のシーンがあります。
まず前回も登場した韓国版「花より男子~Boys Over Flowers~」

韓国一の大財閥のおぼっちゃまク・ジュンピョ(原作では道明寺司)が庶民代表の彼女クム・ジャンディ(牧野つくし)の家を突然訪問。急なことで夕食は彼女の家のいつもの食卓を囲むことになります。じゃこの佃煮に、太刀魚にキムチ。彼にとってはめずらしい(質素な)食事でした。
そのまま泊まることになったク・ジュンピョ。朝、目が覚めるとそこにはチャンディのお母さんがおぼっちゃまの口に合うようにと作った、クム家にとっては贅沢な朝食が並んでいました。弟がこんなに贅沢な朝ご飯が食べられるなら毎日でも泊まってくれと懇願するほど。私がとても印象的だったのはこの後。チャンディオンマ(ママ)がイシモチ(だったと思います)の身を手でほぐして、こんもりつがれたク・ジュンピョのごはんの上にのせて「さぁ、食べて」と進めます。さらにカルビチム(カルビの煮物)も同じように手でお肉をほぐしてごはんの上にこぼれないように押し付けながらのせたのです。「これもおしいから…」と。
この後、ク・ジュンピョは彼女との恋愛を反対され会うことも許されない状況に追い込まれるのですが、その時に思い出すのはこのときの食事風景でした。魚は手でほぐしてもらって食べるのが一番おいしいし、幸せだと。う〜っ(涙)そうなの?ク・ジュンピョ?でも私はユン・ジフ(花沢類)派…
ではなくて、この食事風景がとても印象的だったんです。最初にみた韓国ドラマだったので特にインパクト大だったのですが...。

続きを読む

ゆとり?合理性?日韓食マナー比較

今回もK-pop講座、番外編…今回は食マナーについての日韓比較。

私が最初に観た韓国ドラマ「花より男子」(これで私は恋に落ちる訳ですが…その話はそのうち、ゆっくりと語らせてください…)財閥のイケメン男子と庶民代表、元気だけがとりえの女子との恋のお話。内容うんぬんよりも私がこの韓国ドラマでびっくりしたのは、インスタントラーメンを鍋から直接食べるシーン。3人で食べるのに器は2つで一つはお鍋のフタを受け皿代わりにしてすすってました。取り皿3つ出そうよ!とテレビに突っ込みながら、これはドラマだからね…と思っていたのですが。

アイドルたちに仮装結婚させて日常の彼らを知る「私たち結婚しました」というリアルバラエティ番組があるのですが、私の好きなカップルのシーンを観ていたら、夫の作ったラーメンを二人で食べるとき、床に直接置いた鍋を二人で囲み、鍋のフタをまず妻が受け皿にしてずるずる。ひとすすりしたらそのフタを夫へ。夫はごく当たり前に、受け取ったフタを受け皿にしてずるずる。妻は夫の受け皿(鍋ぶた)へキムチを入れてあげるサービスまで、なんて仲睦まじい…じゃなくて、お椀は?取り皿用意しようよ!と、そして、これってドラマだけじゃなく実際やるんだ…と思ったものです。
ラーメンだけじゃなく、キムチポックンパッ(キムチチャーハン)などもフライパンで作ったらそのまま食卓へドン!ここまでは日本でもあります。そしてそのあとは人数分用意されたお皿に各自取り分けて…の流れ。でも韓国では各自スプーンを持ってフライパンから直接ぱくぱく。
このような食事風景の不思議を先生にお聞きした訳です。各自取り皿に取り分けて食べないのはなぜですかと…。すると先生は「誰が片づけるの?」と一言。えーっ、そこなの?合理性?先生曰く、韓国人のビュッフェでの料理の取り方はすごいらしいです。一皿でなんでものせてしまおうとするから、すごいことになるって。日本人はちょっとずつ味がまざらないように何枚もお皿つかって取るでしょと。そう言われれば、日本ってエコじゃないかも…。いやいやこれがわびさびに通じるゆとりというもので…。
やっぱり韓国って見かけは関係なく、ぐちょぐちょまぜまぜして、よりおいしい味にする文化ですもんね。ピピンパッしかり、パッピンス(かき氷)しかり。
いや〜、なんだか韓国料理が食べたくなってきた…ということで次回は韓国ドラマの中のおすすめ料理を紹介させてくださいね。その後K-pop講座、番外編、住まいについてです。住の日韓比較も食につながっててなかなか興味深い…。

日韓恥じらいの比較?

今回のK-pop講座はロックについてだったのですが、なんだか日韓の文化比較みたいになりまして・・・とにかく1時間30分間お互いの国に対しての不思議を語り合ってしまいました。韓国に興味を持ち始めて、毎日のように韓国チャンネルを視聴していますと、なぜ?どうして?と思うことがたくさん。ネットで調べたりtwitterを利用してある程度は理解できても、やはりそこは韓国の人に直接ききたい!というもの。まずはお風呂に関して・・・。
アカすりのとき、素っ裸で台に上向きに寝かされごしごしされますが、恥ずかしさで思わず足に力が入ってしまい、アジュンマ(おばさん)に閉じた足ををぱっと広げられてごしごし・・・それにはちょっと抵抗あったと言うと、先生にはそれが理解しがたいようで、女同士なのになぜ恥ずかしいの?と言われました。ずらーっとたくさんの人がアカすり台に並べられて、衝立でもあればいいのにと言うと、なぜ?狭くなるでしょ?と。先生が日本の温泉施設でアカすりをしたときに、目と股間に布をかけられてびっくり。日本らしいと思ったそうですが、アジュンマも先生が韓国人とわかってからは「邪魔よね?」と、布はかけなくなったそうです。
反対に先生が抵抗あったのは、日本のお風呂は男性と女性のフロアーが一緒で、お風呂がつながっていたり、隣あってて上部が開いているのが信じられないと。韓国では男女のフロアーは階が違うとか、完全に壁で仕切られているから、男女で空間を共有するのに抵抗があるみたいですね。覗かれそうとかではなく女子だけの空間を(声を聞かれたり)男子に侵される感じがすると。
混浴なら抵抗があっても、日本では昔からこういう作りだと思うので、まったく気にも留めてなかったのに、このような指摘を受け、なんだか新鮮でした。
女性同士だとまったく開けっぴろげなのに、空間は気にするんだなと。でも反対に先生からしてみれば、日本の女性は同じ女性同士でも裸が恥ずかしくて、お風呂というプライベートな場所を男性と共有するのは平気なの?と。こうなってくると何が恥じらいなのか、わからなくなってきます。とても興味深い・・・。
興味深いと言えば、韓国のアカすりでは、女性には黒いブラにパンツ姿のアジュンマが、男性の方には男性がごしごしやるのが普通です。が、先生が行った日本のアカすりでは、男性もアジュンマがやるそうです。黒のTシャツで・・・。日本の男性は、男性からアカすりをされるのを嫌がってアジュンマを希望すると・・・。この話にはびっくり!日本人男性の恥じらいの定義が一番なぞ・・・。

K-pop講座...ダンス歌手というジャンル

今回のK-pop講座はダンス曲についてでした。バラード曲に対してダンス曲。最近のK-popのアイドルたちはほとんどが踊って歌ってというスタイルなのでダンス歌手ってことになるんでしょうね。デビュー前から訓練生としてダンス、歌を特訓して色んなコンセプトでプロデュースされたグループを作っていきます。

韓国で初めてプロデュースして作ったダンス曲アイドルグループは1996年デビューの5人の男性グループ『H.O.T(エイチオーティー)』です。ダンスとラップで若者から大きな支持を得ますが、兵役、契約問題で、2001年には解散をします。その後は3人と2人に分かれて歌手活動を続けますが、これってまるで今の東方神起とJYJですね。韓国の契約問題ね~…これはまた別の機会に。今は個々人ででそれぞれ活動していて、バラエティや歌番組に出ています。
韓国ではコンサートなどで、ファンがお気に入りのアイドルを応援するときにアイドルごとに決まった色の風船を使いますが(この色は他のアイドルとかぶってはいけない)、この応援スタイルは『H.O.T』が最初なんだそうです。『H.O.T』のカラーは白。ちなみに東方神起はパールレッド、少女時代はピンク、我がSS501はパールライトグリーンです。最近はアイドルの数が多すぎて風船の色にも限りがあるし、風船ではなくペンライト等を使います。

この『H.O.T』のライバルグループとして作られたのが『G.O.D(ジー・オー・ディー)』。ピやワンダーガールズ、最近では2PM、2AMをプロデュースしたパク・ジニョンが最初にプロデュースしたグループで、『G.O.D』により韓国音楽がティーンエイジ化したと言われています。


最近の韓国アイドルの日本デビューの勢いがすごいことは以前お話しましたが、この当時も日本は視野に入っていて、『H.O.T』も日本進出する予定でした。avexからもアルバムが出ています。ただ当時まだ兵役を終えていない男性の海外活動は難しく、この計画は断念されます。代わりに女性3人組『S.E.S.(エスイーエス)』が日本デビュー。『S.E.S.』は海外向けにつくられたアイドルグループで歌唱力のあるメンバー、英語が出来る在米韓国人、日本語ができる在日韓国人で構成されました。その当時男性アイドル全盛の中で初めて女性グループとして成功したグループなのだそうです。それでも日本での人気は今ひとつ伸び悩み(アイドルとしては年令が高すぎる)、所属事務所のSMエンターテーメントはその時の失敗を、その後のBOA、東方神起、少女時代に活かし、送り出して行くんですね。
韓国では『S.E.S.』の人気を受けて、ライバルの女性グループがたくさん生まれます。その一つがDSPメディアの4人組の『Fin.K.L(ピンクル)』。メンバーのイ・ヒョリはソロ歌手として今でもトップにいますし、ソン・ユリは女優として活躍しています。SMエンターテーメントとDSPのライバル関係はSMの東方神起に対してDSPはSS501少女時代に対してはKARAと続く訳ですね。なんだか韓国アイドルグループの歴史みたいになりましたが、今まで出てきたグループはダンス歌手ということになります。ソロで活動しているイ・ヒョリもセクシーなダンス曲でいつも話題です。

現在バラード曲、バラード歌手として有名なペク・チヨンさん。『OST(オリジナルサウンドとラック)の女王』と呼ばれています。最近ではイ・ビョンホンのドラマ『アイリス』の『忘れないで(잊지말아요)』でご存知の方も多いと思います。伸びやかなつやのある声と抜群の歌唱力でドラマを盛り上げます。そんな彼女は1999年にダンス歌手としてデビューしました。かなりセクシーに激しく踊って歌うMVを観ましたが、今の彼女からは想像がつきませんでした。その後不祥事で芸能界を一時引退、その後2006年にカムバック。このときはバラード歌手として戻ってきます(+整形…というのが韓国らしいですね)。これが大成功…今に至る…。
ダンス歌手からバラード歌手というようにジャンルはしっかり分かれているんですね。日本ではここまで明確に分けてない気がするけれど、アイドルが演歌歌手に転向というのと同じようなものですかね〜?

夏のたより2011

未曾有の大地震からまだ半年。いまだに韓国であたたかい励ましの声を受けます。この夏、韓国でも水害があり、あらためて自然の恐ろしさを感じるこのごろです。疲れたこころをゆっくり癒す、もう一度、前を向いて歩き出す元気力チャージの旅に『ぐるぐるプサン+済州島』がお役に立てればなによりです。まだまだ暑い日が続く日々、どうぞ、ご自愛ください。 text by のんのん

K-popにはまった主婦がソウルへ・・・それがドラマに!

女優高島礼子さんが、韓国人気グループFTIslandのボーカル、イ・ホンギと日韓制作ドラマ『のりこ、ソウルへ行く』で共演します。9月11日に韓国KBSの秋夕(中秋節、中秋の名月、秋の豊穣を祝う)特集で放送される90分のドラマとありましたが、日本では放送されないんでしょうか?
内容は、K-popにはまった主婦のりこ(高島礼子)が、歌手を夢見る青年ミンハ(イ・ホンギ)に出逢い、お互いの人生に影響を与えて…。K-popにはまった主婦…はい、はいそれは私です!そう思った方がたくさんいると思いますが、のりこは韓国でオーディションをうけるためにミンハに特訓をお願いするらしいのです。このオーディションってもしかしたら韓国で今最も熱いスター発掘番組「スーパースターK」でしょうか?多くのスターが誕生しています。ちょうどシーズン3の予選が始まったばかりです。今シーズンから日本でも予選がうけられるようになりました。お笑い芸人「次長・課長」の河本準一さんも韓国で歌手デビューする夢をもってエントリーしていました。
とにかくこんな出会いから二人はお互いに好意をもったりするのか?ドラマをチェックしなくては!

私が今回のドラマのニュースを聞いた時、すぐ浮かんだのが『オーマイレディー』でした。このドラマはイケメン俳優ミヌ(Super Juniorのシウォン)と彼の家政婦になったバツイチ子連れの30代女性ゲファ(チェリム)が恋に落ちるというK-pop、韓流スターファン垂涎のドラマです(笑)ミヌは最初、ゲファのことを「アジュンマ(おばさん)」と呼んで失礼な扱いだったのに、厚かましいと感じていた彼女の行動が次第に彼女のひたむきさに思えてきて…恋愛マジックですね~。
このドラマを観たとき、年上女性に恋するアイドルということで韓国ドラマではめずらしいと思っていましたが、最近は増えているんです。女性初の大統領誕生のドラマ『大物』では主人公のコ・ヒョンジョンを後輩クォン・サンウが一途に恋して彼女が大統領になるのをかげから支えます。映画は、これから上映されるチャン・グンソクキム・ハヌル主演の『君はペット』がまさにこれ。キャリアウーマンと彼女のペットのようにそばにいる若いダンサー。日本の漫画が原作で日本でも小雪さんと松本潤さんでドラマ化されました。共通するのは、弱みを見せず自分一人で歩こうとする大人の女性とそんな女性にひかれる年下の若い男性。
第3次韓流ドラマブームの今、K-popアイドルにはまる日本の主婦(年上の)がこれだけ多いと、このシチュエーションのドラマは必須なのかもしれませんね。私がこの層にピッタリはまるからって、願望で言ってるのではないつもりですが…。

体を鍛えなければと密かに誓う!

「韓流ウィング」という言葉をご存知ですか?お目当ての韓流スターに手を振る中高年女性の二の腕のぷるぷるゆれるお肉がウィング、翼みたいだから…という、とても失礼な言葉なんですけれど…。少しでも振り向いてもらいたいと懸命に手を振るのは自然な行為です。そして腕についたお肉が年々取れにくくなるのも自然の...。
そもそもアメリカで「bingo wing」といわれていた言葉からきたもので、bingoを楽しむ中高年の女性が「bingo!」とアピールして手を振るときのたぷたぷゆれる腕をそう呼んだんですね。日本では氷川きよしさんのファンのおばさまたち限定で「氷川ウィング」というのがあるらしいです。
私は知らなかったんですね…夫にそういう言葉があるって知ってる?と言われて、初めて知った訳です。
ちょっと自分の腕をあげて振ってみましたよ。だって、11月にはお目当ての彼が福岡にやってくるのだから…そうなったら、やっぱり振るでしょ!?11月だから長袖で隠せるかな?いやいや、この3カ月、鍛えて少しでも小さなウィングにする!と誓った暑い夏の夜…。

韓国ミュージカルはいかがでしょう?

最近韓国ミュージカルの話題をよく耳に(目に)します。しかもK-popのアイドルたちが主要キャストで参加することで新たな観客層を増やし、ミュージカルがおおいに盛り上がっているようなのです。
昨年JYJのジュンスの出演で話題になった「モーツァルト」が今年再演されました。ジュンスの歌唱力は定評があるので、四人交代のモーツァルトでしたが、高い評価をうけ今年の再演になりました。日本からの観劇ツアーなどが組まれて今回もたくさんの方が観に行かれたのでしょうね〜。
昨年は東方神起のユンホが出演した「宮」も大人気でした。「宮」は韓国の少女漫画が原作の人気ドラマ「「宮~Love in Palace」をミュージカルにしたものです。

もしも今の韓国でまだ王室がつづいていたら…?という設定。ドラマでは現在入隊中のチュ・ジフンが皇太子シンを演じて大人気でしたが、この役をユンホがやって日本からの観劇ツアー参加者は5000人を超えたらしいです。

そして、この大人気ミュージカル「宮」が6月には日本で公演されました。
日本でのシン皇太子役は、ダブルキャストで、SS501のキム・キュジョンがキャスティングされました。SS501は東方神起と同時期にデビューして日本にも長期間滞在して活動していたこともあり人気も高いので、「宮」の人気と相まって20日間ほどの公演は大好評のうちに千秋楽を迎えます。
サウンドトラックがでているんですね。

しか〜し、注目すべきは、会場です!なんと、歴史ある京都四條南座なんです。歌舞伎や落語、演劇、大御所演歌歌手の公演などなど…そこで韓国ミュージカルが観劇できるようになったなんて〜感激(お約束…)
と、そこで私はすぐにわが福岡に思いを馳せ…福岡には「博多座」があるじゃないか!と。博多座に韓国ミュージカルを誘致したらいいのにと思った訳です。なにもミュージカルじゃなくとも、K-popのファンミーテイングなどでも全〜然構いませんが…。

過去ログ一覧...

Home > Archives > August 2011

Search
Feeds

Page Top